300万円以下の家は安いのか?

久しぶりにこちらの雑誌(↓)を購入しました。



市の移住定住支援に携わる中、今、どういった情報が求められているのか知りたいと思いました。

が、表紙を見ると、何やら既視感があります。

本棚から2年前の同雑誌を取り出すと...

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驚くべきことに両者とも「300万円以下の家」が特集されているではありませんか。

(ちなみに、なんでも捨ててしまう私が、なぜ2年前の雑誌を大切に保管しているのかと言いますと、我が家の特集記事が掲載されているからであります。)

東京に暮らしている頃は、300万円以下の物件がこの世に存在することさえ知りませんでした。

よって、このような特集が都会に暮らす人々の目を引くことも想像に難くありません。

しかし、移住者の感覚を失いつつある今、田舎物件に300万円などという値がつけられているのを見ると、夫と顔を見合わせ、

「うわあ、この状態で... 高いね...」

などと言い合うようになってしまいました。

雑誌「田舎暮らしの家」に掲載された物件情報を見ても、ほぼ全てに「水回りに大規模な修繕が必要」「一部雨漏り、屋根要補修」といった文言が書かれています。

こうした修繕は数百万円規模の出費となることがありますし、古い家を維持するのはお金も労力もかかります。

他にも

「トイレは水洗化が望ましい」

「快適に使うなら改修がベター」

「サブキッチンとなる竃(かまど)、使えるかどうかは不明」

「所有者のものが多いので片付けが必要」

「物件へは長い階段の上りがある。健脚なうちに移住するのがオススメ」

などなど、空き家の実態を知らない頃なら確実に読み飛ばしているであろう注意書きを見ては、暗雲たるものが胸に立ち込めます。

補修の目安となる費用も記載されているのですが、これがまた、どこをどう計算したらこのような安価に収まるのか、ミステリーです。

例えば「合併槽の設置、根太(床板を支えるために床下に渡す横木)補修、畳交換、建具の張り替えなど70〜80万円が目安」って、いや、無理でしょう!

我が家、つい昨日、合併槽設置工事の見積もりをいただいたところです。

現在は単独槽なるものが設置されており、し尿だけが浄化槽で処理され、浴槽や台所の水はそのまま川に流されています。

このままでは地球に厳しすぎるだろう、と見積もりを依頼したのですが、その額、約100万円です...

他にも、指摘したい箇所が数多ほどあります。

例えば

「参加した方が良い行事=地域の清掃活動、祭礼時の準備、片付け」

などと書いてありますが、これらは「した方が良い」などというレベルではありません。

必須です。

地域差こそあれ、こうした活動に参加しないという選択肢はないように思えます。

私は常日頃から、ここでの暮らしを大変満喫しており、ご近所の方々からいただいた新鮮野菜を頬張っては

「里山暮らし、最高ーーー!!」

と叫んでいますが、そのような私でも、この雑誌の物件情報には異議申し立てをしたくなるほどに、田舎暮らしの現実を意図的に覆い隠しているのではないかと疑心を抱いてしまいます。

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まずは賃貸で、その土地、その家に暮らしつつ、熟考に熟考を重ねた上で物件を購入するのが得策だと思います(心からのアドバイス)。

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